9月3日はクリニックの4周年の日でした。
4年前、このあとどのようなクリニックになっているのだろうと思っていました。
改めて感じるのは、患者さんにはそれぞれに、避けることのできない、職場やご家庭、あるいは心の中の収まりのつかないご事情があるのだということです。
それはたとえ4〜5歳の子どもたちでもそうです。
そのこと全部に寄り添うことができたのか?なかなか思う通りにはできません。
院長の力不足をスタッフが支えてくれた4年間でした。
クリニックの毎日は、結局は最初の頃と変わらない風景です。
いつものように、診療を待っておられる方々の静かな白の時間と、苦痛の表情でまだ診てくれないのかと鬼気迫る方々の、張り詰めた赤の時間の混ぜあわせです。
ただ最近は、赤い時間が多くなってきました。
訪れた方々が話される少しの情報でも聞き逃さないようにして、これからも診療していこうと思います。
私以上にスタッフのその気持は強く、来られた方々に対する思いも深いようです。
4年間ではっきりしたのは、皆様の診療をしているのは院長一人ではないということですね。
改めて、我々はやるべきことをやっていこうと思います。
今更のように決意しました。
心配事があったら、小便小僧が立っているクリニックを覗いてみてください。
高山泌尿器科月の浦クリニック
院長 髙橋康一