赤ちゃんの頃は当たり前のようにオムツにおしっこをしていて、2~3歳頃を目安にトイレトレーニングを始め、オムツがはずれるようになったというお子様も多いかと思います。
しかし、5~6歳、小学生になっても、「日中は大丈夫だけど、夜寝ているときに漏らしてしまう」「寝る前にトイレに行っても夜中のオムツははずせない」といったお子様も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
「夜尿症(やにょうしょう)」という病気をご存じですか?
5歳を過ぎてもおねしょが頻回に続く場合は、夜尿症の可能性があります。
原因としては、小児の場合、膀胱内に尿が溜まっていても、眠りが深く尿意に気づきにくいことが挙げられます。
他にもストレスや環境の変化などによる精神面での不安が要因となることもあります。
当院での治療方法は、まずは毎日のおねしょの回数や飲水量などの記録(排尿記録)を取っていただき、それをもとに、投薬などによる治療が必要となるのか、生活面の改善をはかっていくのかなどを判断します。
毎日の記録を自分でとることで、排尿の行為そのものを意識するようになり、それだけでおねしょが改善した!というお子様もいらっしゃいましたよ♪
もしご受診をされる場合、可能であれば「排尿記録」をご持参いただくとスムーズに診療を行えます。
様式をダウンロードしていただき、下記要領でご記入ください。
↓↓↓ダウンロード↓↓↓
①1週間~2週間記録をつけてください。(可能な限りで大丈夫です)
②夕食~寝る前までの飲水量:夕食後からの寝るまでの水分量をわかる範囲で計測してください。
③寝る前の尿量:目盛付きのコップ(計量カップなど)を準備していただき、寝る前の尿量を計測してください。
④パットの重さ又は漏れの有無:オムツやパットを使用している場合、使用前と使用後の重さをはかり、その差を記入してください。使用してない場合や計測が難しい場合は、漏れの有無を記入してください。
⑤起床時の尿量:起床してから最初の尿量を③と同様の方法で計測してください。
「夜尿症」「排尿記録」についてご相談・ご不明な点などございましたら、当院までご連絡ください。